スパイドラマ倶楽部・別館-スパイ大作戦専門館
IMFメンバー紹介
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【日本版声優】 若山 弦蔵
【キャラクターの特徴】
ジムはIMFの二代目のリーダーであり、正真正銘のIMFの中で最も重要で、最も有名な人物である。その存在感は絶大で、後にIMFのみならず西側スパ イの超大物として長い間君臨することになる。毎回、とても実現不可能と思われるような命懸けの指令を受け、あらゆる局面に対してもチームを成功に導くオ ールマイティーな卓越したリーダー・シップを発揮するのだ。ふだんは穏やかな紳士で思いやりがあり心優しい。そして、メンバーを心の底から信頼しており、 メンバーの任務における役割分担も絶妙である。一方、正義感は人一倍強く、特に悪漢に対しては手厳しくて腹黒い一面もあり、悪漢が本当に嫌がるような 奇想天外な計画を立てるのを得意とする。また、トラブルに対しての素早く冷静な判断力も抜群である。彼自身も計画立案のみならず、作戦の実行において も積極的に参加しており、しかも中核となる役割を担うことが多く演技力も素晴らしい。初代のリーダーのダン・ブリッグスがシリアスすぎるほど生真面目であ ったのに対して、ジムはいつもユーモアのセンスと魅力を備えているので、メンバーの気分を和らげてくれることもある。
【印象に残るエピソード】
「地下よりの脱出」、「第三の町」、「女スパイが燃える時」、「血塗られた故郷」、「罠」、「闇の中の追跡」、「対決!ハスラー決戦」、「指令なき作戦計画」
【特技・技能】
@破壊工作:「地下よりの脱出」では、懐中電灯を壊して爆弾を作ったり、壊れているラジオを直したりして凡人でないことを見せつけてくれるが、もしかした ら、事前にバーニーの技術指導を受けて技術をマスターした可能性もある。
A暗号解読:「暗号解読」において、敵の暗号文書が写真と合成されて送られ、ジムは写真の中に必ずヒントが隠されていると睨み、時計台の針の位置に 着目して見事に暗号解読に成功する。
B催眠術:「脱出請負業」において、初めて自分に自己催眠をかけるシーンが見られる。これによって、心理的拷問をする博士の厳しい訊問にも耐え、何一 つ喋らずにすむ。
Cビリヤードの達人:「対決!ハスラーの決戦」では、技術を5%上達させるバーニーのマシンのおかげでジムのテクニックは全くミスがなく、ビリヤードに関し てはかなりの腕前であることが証明される。
D射撃能力:「スパイ狩り」において、追跡中のパトカーのタイヤに銃弾を撃ち込んで、タイヤをパンクさせ追跡不可能にしてしまうシーンが見られるが、射撃 の腕は確かなものである。
E変装能力:マスクを使用したエピソードは一つもなく、そのような変装能力はないものと思われる。「時限原子爆弾」では、髭とカツラをつけたジムが芸術家 として変装するが、顔はジムのままで冴えないものであった。
【性格】
@ユーモア:「未亡人は二度生まれる」において、シナモンの亭主役の悪漢が本当に死んでしまったことで、"同じ亭主で二度も未亡人になるなんて滅多に ないケースだよ"とシナモンに言ったり、「ヒスイの印璽」の最後に、猫に向かって"でっちあげを信じちゃ世話ないよな、ラスティ"と呟いたり、ユーモアのセン スを随所で見せてくれる。
A人情味:悪者に対しては、辛辣で底意地が悪いが、部下を心から信じており、人情味溢れる上司である。「女スパイが燃える時」においては、女スパイの ニコールが射殺された時、彼女の体を抱きかかえて涙するのであった。さらに、敵の人物でも「市長室乗っ取り」で登場する市長に対して、市長が真実を証言 したら逮捕しない旨、知事と交渉するという温情を見せる。また、「極秘指令地獄からの脱出」においても、卑劣な手段で騙したことに咎めたのか、最後に奥 さんは浮気していなかったと言って騙した相手を慰めるところを見せる。さらに、「スパイ交換作戦」においては、敵のトップスパイを騙してすべての情報を聞き 出した後、このことを喋らなければ命は助かると言って慰めるのである。
B機知:「王家の血」で正体がばれてしまったトレーシーより電話連絡が入ると、敵が連絡できないようにウイリーに電話線を切るように的確な指示を出し、 「殺し屋」においては、悪漢を見失ってホテルから出る姿を見るや、即座にバーニーに危機を知らせて難を逃れる。また、「時限原子爆弾」において、爆弾を仕 掛けた人物の妙な動作から本当の内容を推理する動物的な勘、あるいは、「スパイ狩り」においては、ダナが耳の聞こえない女性を見たという証言からバー ニーを匿っている女性を当ててしまうという観察力も素晴らしい。そして、「暗殺計画ナイトフォール」において、バーニーから爆弾があるはずだという連絡か ら、即座に爆弾の入っているアタッシュケースを見つけて、窓から外に放り投げて危機を逃れる機敏な行動も素晴らしい。
C意外性:「暗号解読」で最後に悪漢二人のうちの一人が銃を放つが、"どっちだって同じさ"と言って、どちらが銃を撃ってどちらを殺したかということに関心 を示さなかったり、「殺人者の罠」では、友人が巻き込まれた事件で、IMFメンバーの協力を得たいのに、妙に歯切れが悪く、ローランに水臭いと言われてし まったり、あるいは、「恐怖!人工大地震」で敵との銃撃戦の末、巻かれた後にターゲットに死なれては任務が失敗してしまうと弱気を吐くといった意外な面 もある。
【ロマンス】
@キャサリン:「両面陽動作戦」では、キャサリンに偽者の医者とばれてしまうが、どういう訳かキャサリンに気に入られて雇われることになる。そして、ジムは 恋愛を偽装してキャサリンを騙し、キャサリンの目の前で彼女の夫の逮捕劇を見せつけるのだ。
Aニコール:「女スパイが燃える時」では、敵の女スパイのニコールと目と目が合い、お互いに恋の火花を散らせる。最初、ニコールはジムを騙すために、盗 まれた情報が偽物だと思わせるようにジムを逃がす作戦だったが、途中で、ジムに情がうつってしまい自分の国を裏切り、射殺される結末となる。ジムはニ コールの亡骸を抱きしめて涙するのだった。
Bアンナ:「罠」において、アンナを亡命させるために、ジムはアメリカの出版関係の者として接触し、アンナの父親の本を書かせるように勧める。そして、会 話を弾ませているうちにアンナに惚れられる。途中、ジムの身分がスパイであることがばれてしまうが、アンナは気を取り直してジムとともに国境を無事に突 破する。最後に、ジムはアンナに自由になったことと、人間らしく生きるんだと励ます。アンナは完全にジムに惚れこんでいたが、ジムの気持ちは本気だった のか、あるいは、愛を偽装して騙しただけだったのかは不明である。
【危機的場面】(作戦上のものは除く)
@「スパイ交換作戦」でシナモンと敵側のトップスパイを国境で交換した後、敵の大佐より機関銃で発砲されるが、防弾トレンチコートを着ていたために事なき を得る。
A「女スパイが燃える時」において、ローランを助けるために大佐に銃を突きつけて人質に取ったが、ローランが車を取りにいった時、大佐に逃げられ敵より銃 弾を腹部に食らってしまう。
B「生きた研究ノート」で、味方の中に敵のスパイが潜入しており、突然、警官隊の銃撃を受け、ダナたち三人が拉致されるとともに、ジムは肩を撃たれてし まう。
C「陸軍給与を奪回せよ!」において、ジムが倉庫の階段を昇ったところを狙撃されて、頭部を弾がかすめると同時に、ジムは階段から転落したショックで記 憶喪失になってしまう。
D「第三の町」では、休暇中に巻き込まれた個人的な事件で、毒ガス騒ぎで薬局から逃げ出したジムの周りを町人らに囲まれ、神経を麻痺させる注射をされ 脳溢血として入院させられる。
E「指令なき作戦計画」では、バーニーと休暇中にテニスを楽しんでいたが、IMFがかつて荒らしたアクエリアス・カジノのボスの復讐に遭い、ジムが拉致監 禁されてしまう。 |
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