スパイドラマ倶楽部・別館-スパイ大作戦専門館



エピソードガイド1



8 越境作戦 Fakeout
【目的】国際的麻薬組織のボスをその国から引っぱり出し、逮捕して合衆国へ送還すること
【指令】おはよう、ブリッグス君。国際的麻薬組織のボス、アナスタース・ポルトローニは、名前をテッド・カーソンと変え、ある国に住んでいるが、その国と我が 国は逃亡犯罪人引渡協定を結んでいないため、手出しできないでいる。
 そこで君の使命だが、ポルトローニーをその国から引っぱり出し、これを逮捕して合衆国へ送還することにある。ただし誘拐は政治的に見て好ましくないか ら避けること。例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。なおこのテープは直ちに処理し てくれたまえ。 成功を祈る。
【スタッフ】
脚本: リー・チャプマンLeigh Chapman
製作: ジョセフ・ガントマンJoseph Gantman
監督: バーナード・L・コワルスキーBernard L. Kowalski
【ゲスト出演】
アナスタース・ポルトローニ&テッド・カーソン:ロイド・ブリッジス(中村正)Lloyd Bridges as Anastas Poltroni, aka Ted Carson
ダルゴ:シド・ヘイグ(緑川稔)Sid Haig as Hidalgo
駐車場係:アルベルト・モンテ(富山敬)Alberto Monte as Attendant
ホテルのフロント:ケン・レナード(水島晋)Ken Renard as Assistant Manager
警官:リチャード・アンガロラ Richard Angarola as Policeman
【場所】@指令(媒体):ビルの屋上の鳩小屋で "宙返りしようが鳩は鳩"が合言葉になっており、オープンテープを焼却炉に捨てて処分する
A舞台:チャゲオに隣接する逃亡犯罪者引渡協定を結んでいない国
【役割】ダン:ジャック(シナモンの夫役)→警官(パトカーでカーソンを追いかける)
シナモン:ダイアナ(色気でカーソンの心を惹く)
バーニー:動物園の飼育係→ホテルのルーム係(カーソンの部屋に侵入して窓より薬を吊るす)→警官(ダンとパトカーに同乗)
【道具】@警官が小屋の外で投降を説得し、ダンを銃殺するシーンの録音テープ
【削除】(15分00秒)カーソンがシナモンにレストランで盗んだ貴金属をプレゼントする
【見所】(04分10秒)アパートでシナモンがストッキングを被る
(08分20秒)シナモンがテニスウェア姿で登場し、超ミニで太股があらわである
(14分50秒)バーニーと格闘後熊小屋に転落し、シロクマに食われるダルゴ
(20分00秒)乱暴的に真珠のネックレスをちぎって、シナモンよりピンタを食らうカーソン
(24分30秒)ダンから銃を取り上げて、脅しは通用しないと思わず本名を名乗るカーソン
(31分50秒)ダンとシナモンがストッキングを被り、カーソンと警官達を襲いヘロインを奪う
(46分00秒)カーソンが国境を越えてしまったことに気づき、そこへ警官が寄ってくる
(47分00秒)ただのネズミじゃねえな、見直したぞとカーソンが警官姿のダンに言う
【疑問点】@ダルゴが動物園の蛇小屋にヘロインを取りに行くシーンからバーニーとの格闘のシーンは夜であるはずなのに、画面が明るすぎる。明らかに昼 間撮影されているのでは?
【粗筋】ダンはシナモンの夫役で、シナモンは巧みに色気でカーソンを誘惑するのだ。さすがのシナモンも女性全般に敵意を持っているカーソンの扱いに苦労 する。一度は平手打ちを食らわせて仲が険悪になるが、気を取り直して再度色気で迫っている。バーニーはカーソンの手下ダルゴと格闘の末、カーソンがニ シキヘビにヘロインを巧妙に隠しているのを見抜いて盗み出す。途中でIMFの三人が居酒屋で作戦計画を再度話し合う。シナモンが国境まで100キロもあ るのに途中で巻かれないかと心配するが、我々が追うのではなく追われるのだとニンマリとダンは答える。確かに途中にある小屋まではダンが追われる作 戦になっているのだ。 IMFが奪い取ったヘロインは100万ドル相当であり、こっそりカーソンの部屋の窓の外に隠して、警察に通報して逮捕させる。再度、I MFはカーソンの目の前でヘロインを奪って、シナモンを現場に残し、国境に近い小屋までおびき寄せる。シナモンを人質にダンを追いかけるカーソンは小屋 に到着し、ヘロインを発見する。さらに、そこへ警察が駆けつけて、ダンが警官隊に銃殺されることを偽装する。その隙にカーソンとシナモンは車で逃走しよう と試みるのだ。あらかじめ、道路標識を変えてあり、カーソンの気がついた時には、既に国境を越えてしまっており、米国と逃亡犯罪者引渡協定を結んでいる チャゲオにいるのである。カーソンは引き返そうとするが、チャゲオの警官達に囲まれてしまい、その中に警官姿のダンを見つけるのだった。
【解説】ダンとシナモンとバーニーの3名が作戦に参加するが、バーニーの役割がいつもと違って技術的な工作でなく、どちらかというとウイリー向けの仕事を こなす。シナモンの太股露のテニスウェア姿も見られ、目の保養にもなる。
敵がヘロインをニシキヘビに隠すというアイデアを使用するが、後に、実際の事件で麻薬を蛇に隠して密輸しようとして摘発されたものがあり、恐らくこのエピ ソードをヒントにしたのだろう。また、シナモンとダンがパンティストッキング(現在死語?)を被り、警官らを襲うシーンが見られるが、日本でもこれをまねた犯 人による銀行強盗事件が多発した時期があった。困ったことに、テレビの悪影響はこのようなところで見られるものだ。
 途中でIMFのメンバー3人が居酒屋で作戦会議をするのは珍しい光景で、シナモンが国境まで100キロもあるのに、カーソンを追いかけるのに見失ったら どうすると心配するが、ダンは我々が追うのではなく、追われるのだとニンマリと答える。IMFはヘロインを奪い、そして、敵に戻してから再度奪うという戦術を 取る。この単純な戦術はこのシリーズでIMFが幾度となく使用するもので、特に敵にモノを追いかけさせる時に非常に効果的である。1度奪ったヘロインを警 官に渡し、ストッキングを被ったダンとシナモンがカーソンの目の前で警官を襲ってヘロインを再度奪い、シナモンを残してダンは車で逃走し、それをシナモン とカーソンに追わせ、国境近い小屋ではヘロインをカーソンに発見させる。そこへ警官隊が突入するように見せかけ、ダンは射殺されるシーンを演じて、その 隙にカーソンとシナモンは車で逃走する。あらかじめ道路標識が変えてあり、カーソンの気がついた時は、国境を越えて米国と逃亡犯罪者引渡協定を結んで いる国に入ってしまっている。
 最後に、カーソンは警官姿のダンに"ただのネズミじゃねえな。見直したぞ"と感心して見せ、さらに、"俺を捕まえていくらもらう?"と聞くと、ダンは"2セント だ"と答えるのは印象的なシーンである。


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