スパイドラマ倶楽部・別館-スパイ大作戦専門館
エピソードガイド5
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【目的】バーニーの兄を殺害したシンジケートと悪徳署長の悪事を暴き潰すこと
【指令】なし
【スタッフ】
脚本: ハワード・ブラウンHoward Browne
製作: ローレンス・ヒースLaurence Heath
監督: ヴァージル・W・ヴォーゲルVirgil W. Vogel
【ゲスト出演】
ジョージ・コーリー:ハリ・ロードスHari Rhodes as George Corley
ミリー・ウェブスター:アビー・リンカーンAbbey Lincoln as Millie Webster
ウィリアム・ガースン:ウィリアム・ウィンターソロWilliam Wintersole as William Goslin
アボット署長:ケリー・ソードセンKelly Thordsen as Captain Dave Abbott
ハンプ:チャック・ウッドChuck Wood as Pod Hamp
ラリー・コリア:マーク・ハンニバルMarc Hannibal as Larry Collier
スキャノン検事:マニュエル・ポール・トーマスManuel Paul Thomas as District Attorney Scanlon
ワイアット:モーガン・ファーレーMorgan Farley as Wyatt
ピナリ:デーヴ・カスDave Cass as Pinari
【場所】@指令(媒体):なし
A舞台:アメリカ国内
【役割】ジム:フィリップ・ジョーンズ→警官
パリス:フレディリック・バワー
ダナ:テルマ・モリス
バーニー:クリフ・モーガン
ウイリー:金庫破り
【道具】@金庫のダイヤル番号を感知するテスター
A麻酔銃
【見所】(02分20秒)車から爆弾が投げ込まれ、兄のいるビルが爆破されるのを目撃するバーニー
(12分30秒)上着を持って消えなと言うハンプに襲いかかり、逆に銃を突きつけるバーニー
(20分00秒)ミリーよりコーリーの事務所の会計係にならないかとバーニーは誘いを受ける
(27分30秒)ダナの口から死んだ妻クレアがコーリーの困る情報を取るのよとガースンに告げる
(31分20秒)ガースンが秘密のデータを取ったところをジムとウイリーに拉致される
(36分20秒)ガースンが検事局に行ったとコーリーとバーニーを呼ぶよう署長はミリーに電話する
(39分40秒)コーリーは飼い犬に噛まれた気分だとミリーに言う
(42分30秒)人をはめたのねとミリーが言うと、バーニーは自分が殺された新聞屋の弟と告白する
【疑問点】@ミリーは警察に逮捕されるのかは劇中では語られない
【粗筋】新聞記者であるバーニーの兄はアボット署長のネタを掴み、記事を書こうとしていた矢先、バーニーの目の前で車から爆弾が投げ込まれ、爆死してし まうのだ。悪徳署長アボットとその背景にいる犯罪組織を潰そうとするIMFである。バーニーは保険会社を営む犯罪組織のボスのジョージ・コーリーの秘書で あるミリー・ウェブスターを尾行し、暴漢に襲われたところを助けて怪我を負い、コーリーの事務所でミリーの手当を受ける。一方、パリスは霊媒師として演じ、 コーリーの会計士ガースンはダナの口から出るガースンの妻クレアの霊の言葉に驚く。コーリーの事務所でハンプに銃を突きつけられ、反対にハンプに襲い かかり銃を突きつけるバーニーに、コーリーは銃を放せと言い、ミリーから事情を聞いたコーリーは秘書を助けた謝礼としてバーニーに金を与える。ジムはア ボット署長に前金2万ドルでコーリーから自分の組織に乗り換えろと言うが断られる。ミリーはバーニーにコーリーの事務所の会計係にならないかと誘う。ウイ リーはコーリーの事務所の金庫を開け、お金を余分に入れ、翌日金が合わないということで、コーリーは会計係のガースンに注意をする。これを面白く思わな いガースンは再び霊媒師のところへ行き、ダナの口から死んだ妻クレアの声を聞き、何かコーリーの困るような情報を取るのよと言われる。そして、ハンプが 居眠りしているのを確認したガースンは、金庫から秘密の書かれた手帳を取り出してコンピューターにかけると、秘密のデータが出力され、事務所から出てき たところをジムは拉致してしまう。ジムは持っている暗号のことを聞くが、ガースンは会計のことしか知らないと答える。そこで、ジムは再度アボット署長に電 話し、コーリーにはスイスの銀行に秘密口座があることを告げ、ハンプとアボット署長に会う。ジムは再度コーリーからジムの組織に乗り換えるように言い、二 人は了承するのだ。署長はガースンが検事局に駆け込んだということで、ミリーにコーリーとバーニーを呼べと指示し、二人はガースンが何を持ち出したか事 務所で探しているところへ、ハンプが銃を向ける。そこへミリーが入ってきて、ハンプに署長がバーニーを助けるようにと言うのだ。その隙にウイリーが麻酔銃 でハンプを倒し、バーニーは自分がウイリーを倒したように見せ、コーリーに国外に逃げた方がいいと助言する。そして、コーリーが外に出たところを警官に扮 するジムが捕らえ、アボット署長の警察署に連れて行くと言うが、コーリーは検事局に行くと言うのである。バーニーの態度を見て、人をはめたのねとミリーが 言うと、バーニーは自分は殺された新聞屋の弟と告白すると、ミリーは泣き崩れるのであった。
【解説】この「黒い犯罪組織」では、バーニーの兄が登場する。新聞記者であるラリー・コリアは、警察署長と黒人犯罪組織との癒着のネタを掴み、新聞記事 に書こうとしていたが、バーニーの目の前で、兄のいるビルに車から爆弾が投げ込まれ、爆発とともにビルが崩壊し、バーニーが駆けつけるがラリーは絶命し てしまう。バーニーの体全体ですすり泣く衝撃的なシーンで幕を開けるのだ。バーニーが巻き込まれた個人的事件ではあるが、IMFの全面的な協力を得て、 作戦が開始される。
バーニーは黒人犯罪組織のボスであるコーリーの秘書ミリーが暴漢に襲われるのを助け、コーリーの事務所で怪我の手当てを受け、コーリーと接触する。 そして、コーリーの会計係として雇われる。一方、パリスはコーリーの会計係ガースンに霊媒を施し、ダナの口から亡き妻の霊が甦る芝居をする。また、ジム は悪徳署長に会って、コーリーから自分の組織に乗り換えるように誘うのだ。
仕事にミスをして自分の後釜が入ったことを知るガースンは、再びパリスのところにやってきて、ダナからコーリーの困るようなものを盗めとそそのかされ、コ ンピューターから出力した秘密のデータを持って、外に出たところをジムがガースンを取り押さえる。
ジムは署長らに組織を乗り換えるように了承を取った後、ガースンが検事局に駆け込んだという連絡を受けたコーリーとバーニーは、事務所を捜索する。そ こへ、コーリーの手下が二人に銃を向けるが、ウイリーが手下を麻酔銃で倒し、バーニーがウイリーを倒した後、コーリーに国外に逃げた方がいいと告げ、外 に出たコーリーをジムが捕まえる。ジムは悪徳署長のいる警察署に行くと脅して、コーリーを検事局に連れていくのであった。
最後にバーニーとミリーのロマンスの崩壊は衝撃的なシーンとして描かれている。バーニーに惚れていたミリーは一部始終を見ていて、バーニーの態度を 見て自分がはめられたことに気づく。そして、バーニーを責めるが、バーニーが新聞屋の弟だと告白すると、驚いて泣き崩れるのであった。兄の復讐のために 事実を隠して、ミリーを自分に惚れさせるという無慈悲な手段を選んだバーニーである。そうすることによって、バーニーは兄の死の悲しみを乗り越えることが できたが、反対にミリーを傷つけたことでさぞかし後味の悪い気持ちになったに違いない。 |
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